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新潟県の農業事情を調べてみた その2

よろしければ前回の記事もご覧ください。
きたゆきの新潟県放浪記 since 2008:新潟県の農業事情を調べてみた
http://yukiyakonkon0809.niiblo.jp/e491443.html

前回に引き続きまして、新潟県の農業事情を調べてみました。
前回分かったこととしては、
・新潟県の農業の主力はお米であり、お米の産出額と生産農業所得には相関がある
・平成6年以降の生産農業所得が急激に減少し、当時と比較すると現在は半減している
・米の生産額・生産農業所得はお米の収穫量と価格の複合的な結果である
といった内容でした。

平成6年以降の生産農業所得減少時に何が起きたのか? を調べると前回の記事で申し上げました。
が、今回はその前に昭和46年頃の急激な生産農業所得UPの部分に 焦点を当てたいと思います。
(上記の減少を調べたところ、ガット・ウルグアイラウンドなるものにぶつかりました。ちょっとこれを理解するのに手間取っています)


新潟県の農業事情を調べてみた その2


農林水産省のHPを探していたところ、 昭和中期~のお米の収量(予測値)と政府の買取告示価格のデータを見つけましたので、
それを元に分析していきたいと思います。
まず、お米の収量については、下記のデータを参考にすることにします。
★作物統計・収穫量累年統計・水稲・新潟 (平年収量)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00500215&tstat=000001013427&cycle=0&tclass1=000001032288&tclass2=000001034728

★平年収量とは?
https://www.maff.go.jp/j/press/tokei/seiryu/200317.html
水稲平年収量 水稲の栽培を開始する以前に、その年の気象の推移、低温・日照不足等の気象被害の発生状況等を平年並みとみなし、実収量のすう勢を基に作成されたその年に予想される10a当たり収量をいい、作柄の良否を表す作況指数の基準となっています。
注意
1.下記グラフの平年収量は10a当たりではなくリンク先データ中の新潟県全体の収量データを使用しています。
2.記載にある通り、平年収量とは"予想"なので、実際の収量とは数字がずれます。  (予想より少なければ不作)

少し本題から逸れますが、これと前回の
★平成の米 新潟県:北陸農政局
https://www.maff.go.jp/hokuriku/stat/data/heiseinokome.html
に記載があった新潟県の収量データを重ねてグラフ化してみます。


新潟県の農業事情を調べてみた その2


両者ほぼほぼ同様の傾向が見られます。
実際の収量が平年収量より高かったり低かったりしますが、 豊作、不作等で予想通りとならなかったためとみられます。
(・・というか、お天道様の采配はあるにしてもある程度はコントロールできるんですね。)
さて、平年収量でおおよその各年のお米の収量の増減の傾向はつかめることが分かりました。
本題に戻ります。
この平年収量と新潟県の生産農業所得のグラフを重ねてみます。
前回と同様
★生産農業所得統計 都道府県別生産農業所得統計累年統計(の内新潟県)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00500206&tstat=000001015617&cycle=0&year=20180&month=0&tclass1=000001034290&tclass2=000001052259
のデータを使用します。


新潟県の農業事情を調べてみた その2


昭和46年頃の平年収量を見ると、特段そこから収量が増える様子は見られません。

※2021年3月11日
すみません。訂正します。上記の昭和46年頃の部分を拡大したグラフを示します。また、上記の「★作物統計・収穫量累年統計・水稲・新潟」で参考にしたエクセルデータ内に収穫量も記載があったので(見落としてました)それもグラフに載せます。

新潟県の農業事情を調べてみた その2


昭和46年を基準にお米の収量を見ると
・昭和46から収量が増加、但し昭和43年には及ばず

昭和46年を基準に生産農業所得を見ると
・昭和46から所得が増加、昭和43年を上回る

ということがわかります。修正として、昭和46年以降、お米の収量は上昇したため所得の上昇に収量の影響はあると思われる。が、昭和43年の数値と見比べると、所得が急増したのは収量が増えたからだけではない。
ということになると思います。
~訂正以上~


次にお米の価格をグラフにしてみます。
こちらのデータも昭和中期~のデータで参考になりそうなものがあったので、 そのデータを使用します。
★米穀 政府買入価格(国の告示価格)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00500310&tstat=000001034839&cycle=7&year=20080&month=0&tclass1=000001034840&tclass2=000001037382

先ほどと同様、生産農業所得のグラフと重ねてみます。


新潟県の農業事情を調べてみた その2



グラフから分かるように昭和46年頃から政府流通米の国の告示価格が上昇している様子が見られます。
このことから、昭和46年頃の生産農業所得の上昇は米の価格の上昇によるものも一因であると推定されます。
以上まとめると、昭和46年頃の生産農業所得の上昇はお米の価格の上昇による影響が強め、ということになるかと思います。

補足
政府米と自主流通米について

大雑把には
・政府米=政府が買い取るお米(備蓄などに回される)
・自主流通米=政府が買い取らず市場に流通するお米
になります。

昭和44年に自主流通米制度ができてから、お米の価格は厳密には政府の買取価格と自主流通米の価格は異なるものになると思われます。
自主流通米の価格データで参考にできそうなものが見つからなかったので、
本ブログ記事では政府米の価格を参考にしました。

ご参考として、自主流通米と政府米の流通量による影響を確認するため、
その年に収穫されたお米がどの程度、政府米や自主流通米になったのか、
下記データをグラフにしました。
※線が途切れているデータはその間のデータが無かったためです。

★食糧庁(もうない庁です) 自主流通米は昭和45年からデータ確認ができます。
全国生産量と自主流通米等買入数量の推移
http://agrin.jp/hp/kome/library/16pdf/26.pdf


新潟県の農業事情を調べてみた その2



農家さんの所得が急上昇している昭和46年付近ですが 自主流通米の増加は見られるものの政府米の方がまだ量が多く、政府米の量の顕著な減少も見られません。 このことから、自主流通米の価格は不明ですが、少なくとも政府米の価格上昇が農業所得の上昇の一因であったとは言えると思います。


次の記事
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http://yukiyakonkon0809.niiblo.jp/e491511.html


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2021年03月06日 Posted byきたゆき at 21:17 │Comments(0)データで分析 新潟県

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